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慣れない不定期船(バルク船)の仕事(^_^;)

私は輸出入をやる貿易会社に勤めているため、仕事柄、船(商船)とは深い縁があり、入社直後から
船積み関連の仕事は不可欠でしたが、基本的にコンテナ船(定期船)ばかりだったので、コンテナに
詰め込むまでと、コンテナから降ろしたあとの仕事がメインでした。

コンテナはスカスカでも怒られるし、詰め込みすぎても「取り出せない」とクレームが起きるので、
「積み方」みたいな細かい部分にのみ工夫をしていたのが若かりし頃。

中堅になって以降は、あまり船積み自体に関わることはなかったものの、中東で販売会社をやっていた
時は、「いつどの船で、どのコンテナにその商品は乗ってるんだ?」みたいな会話が日常だったため、
やはり船とは係わり合いの深い仕事だったと言えます。

しかしながら、それは全て「定期船」であり「コンテナ船」の世界。

話は横道にそれますが、2年前に亡くなった私の父親も私と同業(と言うか、私が父と同業についただけ)
であり、最初の配属先が「用船課」だったそうです。
母とは社内結婚だったんですが、最初のデートが、「商船に乗せてもらう」というものだったとか。

それだけ船とは縁があるわけですね。

さて、亡父は用船課でも、その後、営業で扱った商品という意味でも、不定期船やバルク船が専門
だったようですが、私は最初から営業配属でしたが、取り扱い商品的に別分野だったので、この歳に
なるまで、不定期船やバルク船には一切縁がありませんでした。

ところが、ジャカルタに赴任してから、今まで3回くらいバルク船の船積みがありました。
しかし、これまでは毎回慣れている現地スタッフに立会いに行かせており、自分自身で立会いしたことは
なかったんですよね。

今回は、取引先の倒産騒ぎもあり、かつロットも2万トン強と大きく、かつ購入代金は本社ではなく、
全てインドネシア法人側で立て替えていたということもあり、現地スタッフに任せっ切りにもできないので、
2日目から私も現地入りしました。

私の良く知っているコンテナ船は、コンテナヤードに持ち込んだコンテナを、ガントリークレーンというコンテナ
用のクレーンでコンテナ船に積み込むんですが、見ていても味気のないものです。

今回、そもそも商材自体が慣れていないものであり、かつ実質自分でやる初めてのバルク船積みだったので、
冷や冷やする場面もありましたが、興味深いものでした。

貨物のオーナーとは言え、現場は大型重機が縦横無尽に走り回っており、何10トンものクレーンを使って
積み込んで行く作業なので、日本ないしは欧米の現場だったら、絶対に関係者以外立ち入り禁止が大原則で、
もし許可をもらえたとしても、ヘルメットと安全チョッキの着用は絶対義務だと思うんですよね。

ところが、ここはインドネシア、その辺は滅法ルーズです。
ふらっと、ポロシャツとジーンズで現れた、どこのものとも分からない連中が入り込んでも、文句を言い出す
人は居りません。

さすがに船に乗り込んだ時には、「Who are you??」と言われましたが、「貨物オーナーだよ」というと、
「では気を付けて視察してください」と言われる程度。 ちなみに船は中国籍、船員もみな中国人です。

弊社で借りてるヤードに山積みされている商品をホイールローダーでトラックに積み込むところから、
港湾での荷卸作業も、1メートルと離れてない場所で見ることができたし、12トン積載のクレーンが
吊り上げて行くところも間近(真下とか)から視察することができました。

もっとも、写真もなしに、文字だけでこうやって書いていても、見たことある人以外はピンと来ないでしょうが、
なかなかガテンな現場で面白かったです。

今回は2万トン強の原料を集めなくてはならなかったのですが、船積みした場所周辺では集まり切らず、
800kmほど南方から、6千トンほど「バージ」(艀)使って持ってきました。

これも色々あったんですが、当初1/7に到着する予定だったのが、悪天候のため、確認するたびに到着
予定日が遅れ、9日、12日、14日、16日、18日と大幅に遅れました。

幸か不幸か本船の方も、1/2に到着以来、2週間も沖合いで待たされ、1/16にやっと接岸、積込み港
付近で集めた原料「15千トン」の積込み作業を開始できたところです。

1/18-19には作業が終わることが分かっていたので、それまでにバージが到着しないと、港湾当局から
離岸命令が出てしまい、費用その他、大変なことになってしまうのですが、17日になってから、18日
到着予定だったバージの到着が20日なるとの通知があり、焦ります(^_^;

なので、わざと積込み作業を遅くさせるなど工夫し、時間稼ぎをしますが、ゆっくりやっても、昨夜23時
過ぎに積み込み作業は完了してしまいました。
幸い、19日時点での最新情報では、バージ到着は19日深夜と少しだけ早まっていたのですが、今までの
経緯があるだけに、予断は禁物です。

通常ですと、積込み作業終了後、2-3時間以内に離岸しないといけないのですが、バージ到着の
タイミングが微妙であることから、港湾当局と交渉し、本日20日正午まで離岸を保留してもらうことに
成功。

しかしながら、バージの船長とは、19日午前5時以降連絡が取れず、やきもきしておりましたが、夕刻に
なり「19日深夜に到着予定」との情報が入ります。

なので、昨夜は午後8時頃から現場で待機してましたが、無事午後9時過ぎに到着連絡がありました。
「これで万事OK!」と思ったのは、全くの素人考えであり、このバージを接岸させる場所を確保しなくては
いけません。

場所の目処(予約)は付いていたのですが、この場所では、まだ荷役(とうもろこしの積み下ろし作業)が
続いており、翌日20日の午前10時完了予定だと。

しかしこの積み下ろし作業は、雨が降ると即中断なので、天気によっては、1日とか2日とか遅れる
可能性があるわけです。

幸い18日夕刻より本日に至るまで、雨季にも関わらず雨が降らなかった(ジャカルタは洪水でしたが)
ので、とうもろこしの荷役も順調に進んでいると。

しかし、遅れることはあっても、滅多に早まることはないインドネシア。
今朝の情報では、荷役完了は午後1時と、遅まってます(^_^;
しかも離岸は午後3時、バージの接岸は早くて午後5時と、全て後ろ倒しになってしまってます。

これでは、本船の離岸留保期限である、正午に全く間に合いません(>_<)
焦りました。。。。。

本来ならば、「ストライクアウト!」なのですが、辣腕荷役業者に活躍してもらい、他の業者を全部押しのけて
「バージ貨物積込み完了まで離岸保留」の許可を当局から取り付けてもらいました。

とは言え、何でもありのインドネシアですので、無理を通した場合、状況によっては逆転負けをするリスクも
大いにあるわけです。 バージが午後5時になっても到着していなければ、状況はかなりマズイ。

本社からも「油断できない状況だから、刻一刻状況報告を入れてくれ」との要請があります。
本社の担当者も現場も土日なしの状況です。
携帯電話や電子メールのなかった時代はどうやっていたのだろうか。。。。。

幸い、とうもろこしの荷役は午後1時前に終了しました。 これも晴天のおかげです。
なので、2時過ぎには出て行ってもらえるものと期待してましたが、3時を過ぎても、動く気配がありません(^_^;
イライラして、部下や業者に文句を言いますが、「旦那、ここは日本じゃなくてインドネシアですぜ、何でも
時間通りには行きゃあしやせんぜ
」と笑って返されてしまう始末。

出て行ってもらいたい船の真横でイライラと待っていると、3時15分頃、やっとタグボートが現れます。
「早く出て行けぇ~!!」と心の中で念じながら、ゆっくりと出て行く船を見守ります。

この記事は機内で書いて居たのですが、着陸後、部下から緊急連絡があり、大問題が発生していることが
判明(>_<)


この顛末は別途記事にしようと思います。

●しばらくローラー乗れてません(^_^;



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プロフィール

Muirwoods

Author:Muirwoods
2010年1月、45歳にして、短距離通勤用として購入したクロスバイク(MARIN Muirwoods、26インチMTB仕様)がいつのまに生活の中心的存在となり、Muirwoods号で300キロ超のロングライドに挑戦し、2010年末46歳でロードバイクデビューしました。

ロードバイク1台目は「Cervelo RS」。
11年7月にジャカルタに赴任、CAAD10を新規購入して持ち込みましたが、事故で大怪我をしてしまい、現在自転車活動は休止中です。

本年10/10を以って50歳になりした。
50代の10年も、頑張ります!!

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